第1話 小さな店の主人 

なんかヤバそうな店の主人。ご自由に続けてくださ~い!


 フロリダ州のマイアミの山の中腹にある展望台から眺めは、なかなか美しいものだった。目の下には森がひろがり、川も村も見渡すことができた。

 展望台のそばに、ぽつんと小さな店があった。

 あっ、観光客だ――!

 そこの主人は、たまたまやってきたお洒落なシャツを着た中年男に声をかけた。

「いらっしゃいませ。おみやげ品はいかがですか?」
「絵葉書と木彫りの人形か――そんなものいらん。今の時代ネットで欲しいものはなんでも買える。全世界の、どこの名産品も、金さえ出せば手に入る」
「まあ、まあ、そうおっしゃらずに……」
「いや、そんなことより、ここの美しい景色をよく眺めていた方がよっぽどましだ」
「なるほど、それもごもっともです」主人はにっこり微笑んだ。
「ところできみ、マイアミには面白いジェットコースターはあるかね? 人間はたまに怖い体験をしないとボケるいっぽうだ」
「そんな乗り物より、当店では、もっと怖いものを用意してございますよ」
「それはなにかね?」


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ぼっち

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