第2話 惨劇の館

衝撃の結末!


前のエピソード

「ひぇーひっひっひ。どうやら二匹の獲物がかかったようだな」男は低い声でドスをきかせた。「なぁ、おまえさん。肉ばっかり焼いてないで、この穴からよくのぞいてみろ。今夜はごちそうにありつけるぞ」

 もうひとりの大男は黙りこくったまま、ただひたすら肉を焼きつづけている。

「すこしは返事しちゃどうだ……まいにち肉ばっかり焼いて食べて、マスばっかりかいても大人になりゃしねぇんだぞ」
 
 大男はギロッと彼を睨みつけた。

「おっと、すまねぇ……ちょっと口がすぎたようだ……いまからおれは裏口から出て保安官を装い、あのアベックをこの秘密の部屋へ連れこむぜ――準備はいいか?」
 
 無言のまま大男はうなずいた。
 つぎの瞬間、部屋のなかで物音がした。

 シュウィィィン――――! 
 シュウィィィン――――! 
 シュウィィィン――――! 

「あの音は、なに?」
「機械のような音だが、いったいなんの音だ?」

 二人はぶるぶる震えながら抱きあった。
 大男は無表情のまま、大きな刈払い機の刃を高速回転させた。
 唇から大量の涎を垂らしながら……

「よぉ、おふたりさん」保安官姿の男が二人の背後から声をかけた。「――なぜ、こんなところにいるんだね?」

 世界はとてつもなく広い。この不気味な館にキチガイめいた人食い人種の殺人鬼がひそんでいても、なにもおかしくはないのだ。

The End


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ぼっち

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