第3話 呪い

衝撃の結末!


前のエピソード

次の日、舎弟のハチが交通事故でこの世を去った。

思わず背筋がゾッと凍りついた。

極道者のくせに情けねぇ……

それから月日が経つと、おれのからだに異変が生じはじめた。

手や足に痛みやしびれが止まらない。

おまけに血流が悪くなり顔の皮膚が乾燥してかゆみが出る。

勃起不全。愛する女も満足させることもできねえ。

のどの渇きは徐々にひどくなってきた。

尿や体臭はかすかに独特の甘い臭いがする。

もしかして、おれは奴に呪われているのか!?

いや、そんなはずはない……

だが、悪い予感は的中した。

病院で診断した結果、重度の糖尿病による合併症を患っていた。

糖尿病腎症、糖尿病網膜症、糖尿病神経障害、心筋梗塞、脳梗塞、もはやなんでもござれだ。

最悪の場合、医者に目ん玉をくり抜かれ、両脚を切断しなければならない……

くそっ!

おれは地団駄を踏んだ。 

やっぱりあの時、あいつを殺さなければよかった……

いまさら後悔しても何も始まらない。

明日は手術の予定日だ――!

おれは夕暮れの町を背にえっちらおっちら歩きはじめた。

すると、ふいにそこへ洋菓子屋の主人がにっこり微笑んでおれに声をかけた。

「おいしいモンブランはいかがですか?」

The End

 

 

 

 


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